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ペーパードライバーのカリ免日記

第3章 かおり(36)

あとちょっと押したい…でも確実にこれ以上押すと、彼女の顔が般若に変わりそうな予感がし、俺は慌てて離れ、

「えー、ダメぇ?」

などと情けない見えすいたごまかし方で苦笑いした。

彼女もかろうじて笑顔を保っていたが、お互いシャレにしては力こもった一瞬だった事は事実。

あー、下手こいたー!
○| ̄|_

と、今となっては懐かしい小島よしおな落ち込みっぷり。俺、戦敗れたり!

そのあとよしおばりにハシャぐこともなく、ビミョーな空気のままお開きとなり、彼女と別れた。




そして、俺に3度目のチャンスが訪れることはなかった。。。

        完

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