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ペーパードライバーのカリ免日記

第5章 さゆり(42)

それから発車までの数分間、ずっとキスを続けた。

いけない人だ、社長夫人…

脳内変換では俺ら『役所広司と黒木瞳』ですww
知らない若者はおとーさんとおかーさんに聞…いや、黙ってググってね♪w

そして発車のベル。

今度はこっちへ遊びに来てね、と言うさゆりに、笑顔で応える俺。

彼女は手を振りながら帰って行った。



それから彼女のところへ俺が行くことはなかった。
行けば、多分貪るように“まぐわった”ことだろう。たけど俺はチャットを開くことも、届き続けるさゆりからのメールに返信することも、2度となかった。だって…



車ないし、新幹線代もったいないからww やっぱ近い人がいいす。


        完

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