
私
第4章 二ヶ月前
ここで、また言い争いになっても、また閉じ込められると思い、これ以上は何も言わないことにした。
何せ、見てない部屋が、あと2部屋残っているから。
いつ見に行こうかな。
計画を立てようと、考えていたとき、部屋の外から
ドンドンドンドンっ!
ドンドンドンっ!
まるでドアが開かないように釘でも打たれている音がした。
民江か宮本……
いや、二人に閉じ込められている?!
『何すんのよ!
私が何をしたって言うの?!』
慌ててはドアを開けようとしたが、開かないので声を張り上げて叫んだが、それを無視するかのように
「よし、
これで良い。」
!!
例の老人の声だった。
やはり二人で……
しかも母も手を組んで、私を閉じ込めるつもりなのね。
