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第6章 一週間前





私は気持ちを落ち着かせようと深呼吸をしては、唾を飲み込んだ。


以前、口の中を切ったときの傷は軽くまだ残っては痛みは痒みへと変わっていた。



窓の外からは宮本と民江が楽しみながら、葉桜見学している。



やはり今しかないと思い、私は落ち着かなくなり、合鍵のありかは知っているので、キッチンから鍵を取り出しては民江の部屋を勝手に入った。


私は今まで何一つ民江のことが分かってない。


何だか、いつもはぐらかされているような気がしていた。



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