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第6章 一週間前





自分は庭で久しぶりに民江さんと会話をしていた。



春の庭―


満開に咲いていて、雪の様に花びらを散らしては、惑わせるようにほのかな甘い香りがした桜の木の下で奥様とお話しをした記憶が甦っていた。

この庭の桜では無いが、自分はまだ若かった。奥様も……


民江さんは奥様の若い頃に瓜二つだ。


容姿も声も仕草も全て。


でも、そんな民江さんからの口から衝撃な事を聞いてしまった。



どうにかしなくては……



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