
本当の恋
第1章 キミの存在
…隅岡君
なぜいきなりこんなこと聞いたのかって?
あの日隅岡君を見かけた時からずっと気になってた。
前に…
雨が降っていた日
寒くていつ雪になってもおかしくないくらい寒かった。
私は母に買い物を頼まれて近くのスーパーに出かけた
そのときたまたまいた隅岡君
何かに声をかけたら
いきなり傘を地面に置いて歩いていっちゃったの
こんなに寒いのに…
傘のとこに行ってみたら…
捨てられた子猫が三匹
その子たちに傘をあげて隅岡君は濡れて帰っていったんだ。
その次の日、隅岡君は風邪で学校を休んだ
素直にいい人だなって思った
自分が濡れちゃうのに子猫のために…
それから私の中で隅岡君が気になる存在になった。
