本当の恋
第7章 お互いの…
…う~ん。
なかなか取れない。
どうしよう…
あきらめようかなぁ。
隅岡君待たせるのもあれだし…
「………」
隅岡君は黙ってそれを見ていた。
そしたら…
「…ちょっとどいて」
そう一言言い財布から100円を出してキーを動かした。
…とれちゃったっ汗
「すごーい!! 隅岡君上手いね!!!」
そんなはしゃぐ私をやさしい笑顔で隅岡君は見ていた。
ストラップをとろうとしたら…
そこには茶色いクマ以外に…
もう一体のクマのストラップがあった。
「あれ? もう1つ落ちてたみたい。」
「…あぁ。 一緒にとれそうだったから…。」