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星カレ。

第3章 未来のこと




プルルルルルル…



スマホを耳にあててルイが出るのを待つ…


手が汗ばんでるのがわかる…


何故かイスの上に正座してる自分を見て笑いそうになるけどそんなものは一瞬で…



…ピッ


「………もしもし」



スマホから聞こえる男の人の声


あ…なんか…言わなきゃ…



「…も、もしもし…」


この時の第一声のあたしの声はきっと震えてたと思う




「…みぃちゃん?」



やわらかくて優しい…

とても聞き取りやすくて安心しちゃう声…


「うん…みぃです…」



電話越しに、ははっと笑い声が聞こえる


「なんでみぃちゃん敬語なの??」


「き、緊張してるから…だよっ///」


「そっか…そうだよね、俺もだよ。
…みぃちゃんかけてくれてありがとう」


「…う、ううん」



「非通知でくるかなぁ~って思ってたんだけど…
番号通知してかけてきてくれたんだね!

これも…俺の事信頼してくれてるから…?」



ドキッ


ルイの声でさっき話した内容を言われると、やっぱりこの人はあのルイと同じ人なんだと実感して、ドキッとしてしまう






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