
小心者の恋事情。
第11章 わおさんと。
完敗だ。
猫ちゃんたちに見向きもされず、
私、ぼっちなんですけど。
「平井さん拗ねてる?」
『拗ねてまへん。』
「可愛い~(笑)」
――――――
『なにここ!すげーっ!』
次にやってきたのは、
あんまり有名じゃないファミレス。
サラダバイキング半端ねー!
「ファミレスでこんな喜んでくれるの平井さんだけだと思う(笑)」
だってさ、こんないっぱい種類あんだよ!しかも食べ放題!!
―ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ―
「お腹こわすよ…?(笑)」
『大丈夫です。
鍛えてますから。』
「(笑)草食動物見てるみたい。」
てんこ盛りお野菜でお腹を満たして、
また適当に歩きだす。
なんか、
ほんとてきとーなのに、
楽しい…かも、今日。
最近ずっと、まもちゃんのことで悩んでたからな。
あれ…?
悩んでたんだ私…なんで?
まぁそりゃあんだけ仲良かったんだし悩むわな。
