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小心者の恋事情。

第14章 スマイル0円。


・・・。


なってないって(笑)


両手で押して解放を試みるも、

今度はぎゅうっと抱締められてしまった。


『あの、わおさん?』


「これで寂しくないでしょ?」

『や、私寂しくないしね?』

うん、とりあえずここマンション前だから離れよっか?


「栞菜…
俺じゃだめ?」

『いやいや、順を追って説明していただきたいよ、この状況。』


「そんなに森田くんが好き?」


…噛合わねーっ!
この酔っ払いが!!


『はいはい。まもちゃんのことは大好きですよ?
さぁ離れようね?』


「無理。


………家、行きたい。

うんってゆうまで離さない。」


こんのやろー!

ちからワザか!






『………はぁ。
わかったから。
うち来ていいから離れなさい。』



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