小心者の恋事情。
第14章 スマイル0円。
エレベーターに乗り込むも、終止無言で、4階までがとてつもなく長い。
変なわおさん。
いつもは超的確なことばっか言ってくんのに。
賢くて、クールで、笑顔が素敵で、なにひとつ欠点のないわおさんなのに。
部屋に入ると…
『わわわわっ!ちょ!』
手をおもっきしひかれて
ベッドに押し倒された。
『…ンンッ!!!』
口を塞ぐように
拒むことを許すまいとするわおさんの唇。
はがいじめにされた手から、だんだん力が抜けていく…。
何度も何度も角度をかえては、舌を絡めて私を熱くする。
「…ほんとに気付いてない?」
「今なら…
まだ、やめてあげられる」