小心者の恋事情。
第2章 心配性。
着替えを済ませて、ボディーシートで体臭ケアしてまたジムエリアへ向う。
忙しいのです。
休憩とかないんです。
「お疲れ」
『おうよ!』
「相原さんが、また間違えてたって言ってたぞ」
相原さんとは、私が働きだすよりずっと前からいるメンバーさん。
ちなみに派手めなおばちゃんで、たぶんまもちゃん狙い。
『やなら入んなきゃいーのに。』
「どー考えても間違える栞菜がわりぃだろ。」
ちっ。まともなこと言いやがって。
『ひじかたわおは楽しかったってゆってたもん。』
「土方も入ってたの?」
『ん。研修っつってたよ?』
「…ふーん。」
『てかさ!まもちゃんの後輩だけどひじかたわおのが立場上じゃん!やりにくっ!(笑)』
「…年功序列だろ」
『それ部活だけだからね(笑)』
まもちゃんプライド高いからなぁ。