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小心者の恋事情。

第18章 墜ちる。

『まもちゃん…今までごめんなさい。』


゛平井さんはズルイ ゛

゛応えることも解放もしない゛

『ずっと、側にいてくれてありがとう。』


「栞菜…」


まもちゃんが、ちゃんと前に進んだように、
私もまもちゃんから卒業しなきゃね。



「あいつの事、好きになった?」


わおさん…


まっすぐに、気持ちを伝えてくれた人。


自分よりも、
相手の気持ちを大切にして、

どっちにも進めなかった私たちよりも、ずっとずっと大人で、

なのに…
往生際悪くて(笑)




真面目で働き者で、
ぶっ倒れそうになるし、

酔うとめんどくさいし、

キツいこともズバズバ言うし、

なのに…最後は絶対優しくて。

誰よりも、強くて弱い。


側にいてほしいんじゃなくて。

私が、側にいたいと思う人。

『…ほっとけないんだ。』

「………そっか。」


『まもちゃん…

友だちで、いてくれる?』



「お前アホか?」

『…うん。』



「バカンナ。

さっさと行け(笑)」



『まもちゃん…』

「またレッスン出てやっから(笑)」




『それはいい!』






ありがとう。


今度は、私の番だね!


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