小心者の恋事情。
第4章 平井栞菜とゆう人物。
証言者:奥田
焼肉屋にて。
「………一人…?」
『んあ?』
口いっぱいに肉を頬張る姿に呆気にとられた…
ってゆうか、目を奪われたって表現のほうが正しいのかもしれない。
栞菜とのであいは、ちょうど1年くらい前。
ジャージ姿で颯爽と現われた彼女は、
次々と肉を平らげていく。
おかしい。何かがおかしい。
一人焼肉してる時点で、
この女変わってんなー
くらいの感情は誰だってもつだろう。
普段の俺なら関わりたくない女ランク上位に位置付けるね。
でもそれが
冗談かと思うくらい、いい女ときた。
これは…
声かけるしかないだろ?