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青の水

第10章 流と過去

「漣!!!」
トーストをかじろうと
思い切り開けた口がそのままの形で
停止した。

バレたかな~‥

「お前また男とっただろ!」
目が明らかに怒っている。
口調は当然のように荒い。

私が中3、流も中3の時のこと。
私はもう進学校の男をとっていた。

「体を簡単に売ってんなよ。」
私はとりあえず口を閉じた。

「なんで?なにがいけないの?」
私は淡々と返した。

昨日男と寝たばっかで体だるいのに。

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