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青の水

第10章 流と過去

『コレがそんなにほしいか?
 それなら金を用意するんだな。
 そうだな、500万でどうだ?
 安いもんだろう?
 まぁ、頑張るんだな。」

殴りたかった。
こいつを殺してしまいたかった。
でも、そんなの私にはできなかった。

体を汚す仕事をするから、
流とは縁を切った。

その事で傷ついて欲しくなかった。

綺麗なままでいてもらいたかった。

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