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青の水

第2章 仕事。

「本日はご利用ありがとうございます。」
毎回の台詞。基本は大事だ。

「・・・ラブホでいい?」
「はい。もちろん。」
ふわっと、妖しく笑ってやると、
男はもう雄の顔になった。

あぁ、容易い。
ちょっと、つまらなく思った。

電車に乗り、2駅。
そこにラブホ街がある。

一番近い、ラブホに男は私を誘導した。

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