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青の水

第5章 香水。

「どうも・・・。」
ぱっと紙幣を受け取ると、
パジャマから制服に着替えて、
さっさとマンションを出た。

胸が痛んでるのは、嘘。
嘘、嘘、嘘、嘘、嘘。

体に付いた柑橘系の香が
疎ましく感じるのも、

全部、気のせいなんだから。

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