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青の水

第5章 香水。

「あ、そうだ、コレも。」
麻基がポケットから紙幣を出す。

「え?何で?いらないよ?」
「え、いいの?」
私も驚き、麻基も驚いた。

「だって、今日は友人として
 招いたようなものでしょ?」
「・・・うん・・・まぁ、そうかな。」
麻基が紙幣をポケットに戻す。

嫌だった。

今日はもう、
お金を見たくなかったのに・・・。

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