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青の水

第6章 金曜日の夜。

シャワーが私を虚しく濡らす。

さっきの冷たい目が、視線が、
まだ私の心を貫いたまま。

「この心・・・
 まだ痛み感じれたんだ・・・。」
皮肉だ、と思った。

黒い物体が蓄積され、
幸せを感じにくくなってるくせに、
痛みだけは感じるなんてね・・・。

「もう、先延ばしは・・・
 キツイかな・・・。」


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