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青の水

第6章 金曜日の夜。

「・・・上がった」
空色のパジャマに身を包んで、
ダイニングに顔を出す。

「匂い、取れた?」
そういいながらまた香水を吹きかける。

「私、信用ないわけ?」
「お前は信用してるけど、
 お前と俺の感覚は違うの。」

「屁理屈。」

ぷいっと横を向いて、
麻基の隣に腰を下ろす。

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