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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

「さっさと切り上げてくっから、帰んなよ?」
「分かってる」


部活には真面目な雅章は釘を刺すように言い残すと教室から出て行った。


あたしも行かなきゃ。


あたしは晃佑に言われた通りに、また特別教室棟に向かう。


ここなら放課後は殆どが空き教室だから、バレる心配はないって晃佑が言ってた。


行ってみると確かに全然人がいない。


まるで世界にあたしだけしかいなくなったみたいにあたしが歩く音の他に聞こえる音もない。


あたしは晃佑に指定された特別教室棟でも一番奥にある教室に入った。


使われてない教室なのか、少し埃っぽい。
机とかが散乱してるし、黒板にはエッチな事が色々書いてある。


ムギュ
「きゃ」
「だぁれだ」


後ろから胸を掴まれて耳元で囁かれる。
こんな事するのは後にも先にも晃佑しかいない。


「晃佑、それって普通、目を隠すんだよ?」
「いいじゃん。昼休みに茜が会いに来た時、俺我慢したんだし。うん、俺偉い」
「放置プレイって言ってたのに」
「放置プレイって俺の方も我慢必要だもん。その分、スルって時は激しいよ?」
「ゃぁん///」


あたしの胸を揉みながら話す晃佑。
こんなのってあたしもゾクゾクしちゃう。

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