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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

「ここ座って?」


晃佑は後ろからあたしの胸を掴んだままあたしを教室の奥に誘導する。
そこには明らかに意図的に作られたスペースがあった。
そのスペースにひかれたマットの上に座る。


「すぐにでもしちゃいたいけど、雅章が来る事考えるとゆっくりヤらないとね?それにその前に茜の気持ち聞きたいし」
「あたしの気持ち?」


あたしの心はもう決まってる。
もう身も心も晃佑にあげたい。


「俺に身を預けるのは、理由を作って雅章から離れたいから?それとも俺に惚れた?」


そんな聞き方ズルい。


雅章から離れたいって気持ちがないって言えば嘘になる。
でも晃佑に惚れたのも事実。


「どっちもある」
「正直で宜しい」
「きゃ」


小さな声で答えたあたしに、晃佑は押し倒して唇を奪ってきた。

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