寝取られ漂流記
第9章 17歳秋
車を降りて家に向かって歩きながら、あたしは晃佑に電話した。
あたしも律儀だなぁ。
他の男としたら電話して、なんて約束を守ろうとするんだから。
「もしもし、どうした?」
晃佑はいつもと変わらない声で電話に出てくれた。
考えたらもう遅い時間なのに、今も勉強してたのかな。
「あ、晃佑。あたし今日、他の人とエッチしちゃった」
軽い調子で言った。
晃佑が言えって言ったんだ。
わざわざ重く言う必要はない。
「そっか」
晃佑は落ち込んだ様子もなくそれだけ返事して黙った。
やっぱり嫌だったなんて晃佑は言わない。
あたしには分かる、晃佑がなんて言うか。
「それで気持ち良かった?」
「良かったよ」
「そうか、それは良かった」
やっぱりそう。
晃佑はこう言う人だ。
変態で、自分の彼女が他の男と寝てもそれを興奮に変えちゃう人。
それがあたしの彼氏だ。
あたしも律儀だなぁ。
他の男としたら電話して、なんて約束を守ろうとするんだから。
「もしもし、どうした?」
晃佑はいつもと変わらない声で電話に出てくれた。
考えたらもう遅い時間なのに、今も勉強してたのかな。
「あ、晃佑。あたし今日、他の人とエッチしちゃった」
軽い調子で言った。
晃佑が言えって言ったんだ。
わざわざ重く言う必要はない。
「そっか」
晃佑は落ち込んだ様子もなくそれだけ返事して黙った。
やっぱり嫌だったなんて晃佑は言わない。
あたしには分かる、晃佑がなんて言うか。
「それで気持ち良かった?」
「良かったよ」
「そうか、それは良かった」
やっぱりそう。
晃佑はこう言う人だ。
変態で、自分の彼女が他の男と寝てもそれを興奮に変えちゃう人。
それがあたしの彼氏だ。