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寝取られ漂流記

第10章 17歳冬

部屋に入ってきたのは晃佑と、結斗先輩だった。


特別仲が良かったみたいだからかな。
知らない人じゃないし、少しくらいならあたしだって待つ。


「茜、お待たせ」
「うん」
「茜ちゃん、こんにちは」
「こんにちは」



まるで結斗先輩の事を気にしていないようにあたしの頭を撫でる晃佑。
遠慮なしにあたしの隣に座る。
結斗先輩も、あたしに軽く挨拶すると慣れた様子でベットの下に座った。


「茜?」
「ん?んんん」


晃佑の方に顔を向けたあたしに、
晃佑は唇を重ねる。


結斗先輩が目の前で見てるのに。


でも、晃佑の唇、気持ちいい。
あたしはそっと目を瞑った。

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