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寝取られ漂流記

第10章 17歳冬

合鍵で晃佑の家に入る。
この鍵も今日返さないといけないんだよね。


そんな風に考えたら途端に寂しくなってきた。


ちょっとだけあったあたしの物は、
もう全部運びだした。


今のこの部屋からは晃佑の匂いしかしない。


あたしはベッドに寝転がった。


このベッドにも随分お世話になった。


最近なんて、自分の部屋のベッドよりもこのベッドで寝てる回数が多い気がする。
晃佑は毎日でもすっごく激しくって、
出来なかった分を吐き出してる感じだった。


それでも晃佑は、あたしに対する気遣いや優しさもあって、
だから晃佑とのエッチはたまらない。


ガチャ


あ、帰ってきた。


「ただいま」
「おじゃましまーすっと」


誰かいる?

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