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寝取られ漂流記

第12章 18歳夏

その先生は去年来たばかりの若い先生だった。


若くて顔もいいから女生徒にも人気のある。
優しさと厳しさを兼ね備えた、ダメなものはダメってはっきり言う先生だ。


あんまり見つかりたくなかった先生だなぁ。
若さはいいんだけど、こういう場面に出くわしてスルーしてくれる先生でもない。


「北条か?こんな所で」


先生が点けてなかった電気を点けようとして目を離した隙に、
後輩達はズボンを履いた。


「最近あまり授業にも出ていないようだったがこういう事だったとはな。残念だ」


この先生の事だ。
多分、明日にでも校長とかの上の先生に報告するだろう。


そんな事になれば、あたしは退学、よくて休学。
別に学校に来れない事は問題じゃないけど、
自由に出来なくなるのは困る。


なんとかするしかない。

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