テキストサイズ

寝取られ漂流記

第12章 18歳夏

呆れた顔であたしを見下ろすようにする先生。
あたしは口角をあげて笑った。


「とにかく、服を着なさい」


頭の中に浮かんだ考え。
吉と出るか凶と出るか。
やってみるしかない。


「ねぇ、先生」
「なんだ?」


あたしはスッと立ち上がると、
先生に歩み寄る。


ゆっくりと一歩ずつ近付いて、
先生の前まで来ると首に腕を回した。


「先生もシようよ?」


耳元で囁く。


結局あたしにはこれしかないのだ。


「いい加減にしないか」


怪訝な顔をあたしに向ける先生。
でも先生はあたしを振りほどこうとはしない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ