テキストサイズ

寝取られ漂流記

第16章 19歳夏

「あ、茜ちゃん。楽しんでるー?」


由美さんはすっかり出来上がっていて、
お気に入りらしい男の人とキスをしていた。


それでもまだフレンチな物で、
由美さんにしては珍しいキスだった。


「由美さんは楽しんでそうですね」
「当たり前でしょー。これが楽しみで大学行ってるようなもんだしー」


由美さんは悪びれる様子もなく、
すぐに反対側に座った男とキスしだす。


男達もそれで満足しているのか怒る様子はない。


「あれ、二人共一緒にいたの?」


そこに早紀さんが入ってくる。
案の定、両脇に男を抱きかかえてた。


由美さんの隣にいる人も、早紀さんの隣にいる人も、
他の人達とは違う雰囲気がある。


二人の気持ちに引っかかれたのもそういう理由だろうなぁ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ