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寝取られ漂流記

第16章 19歳夏

「はい。さいしょはグー。ジャンケン……」


あたしは目を瞑りながらグーを出した。
これで由美さんがパーならあたしの負けが確定する。
そしたら苦行に耐えないといけない。
そんなの絶対に嫌だ……。


あたしはゆっくり目を開く。
由美さんの手は……パーだった。


「おーと茜ちゃん残念。由美の勝利―」
「そんなぁ」
「茜ちゃんごめんねぇ」


由美さんはニヤリと笑いながら、
お立ち台の下から見上げる男達に向けてお尻を突き出し下着を脱ぎ始める。


由美さんも合図を送ったのか、
お立ち台に男が二人上がってくる。


一人は前から、
一人は後ろから由美さんを貫く。


「はいはーい。茜ちゃんはこっちに来てね―」


意気消沈のあたしは、
仕切っていた男に呼ばれるがままにお立ち台を降りた。

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