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「俊哉ぁ///早いよぉ///」


あっという間の二連発。俊哉がイッてくれたのは嬉しいけど、もう少しやってたかった気もする。


「ごめん///」
「許さないっ」


凹んだように少し小さな声で答える俊哉。よほど落ち込んでしまったのか、さっきみたいにティッシュを取って顔を拭いてくれる余裕もないみたい。だからあたしは少しちゃらけるようにして言った。


「許さないから今度する時はもっと我慢して」
「あかねぇ」


ニコッとして言うあたしに、涙目になってあたしを見下ろす俊哉。


なんでか分からないけど俊哉に抱き上げられる。膝の上に乗るような形になるとすぐ傍に今にも泣きそうな俊哉の顔がある。少しおちゃらけたつもりだったのに俊哉に辛い思いをさせちゃったみたい。


「ごめんね。次はもっと我慢するようにするから」
「分かった、分かったから泣かないでよ」
「ごめんっ。あ、顔拭いてあげないと」


少し落ち着いてハッとしたかのようにティッシュに手を伸ばす俊哉。そこからはいつもと同じで優しく撫でるように拭き取ってくれた。


あたし何言ってんだろ。これじゃあまるでまたしたいみたいじゃん。


でも実際またしたいって思ってるあたしがいるのも事実。


あたしどうしちゃったんだろ。