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寝取られ漂流記

第18章 19歳冬

家に戻ると早速あたしは大輔に連絡した。
大輔にだけは事情を話してからお金をもらうつもりでいた。
いくらくれるか分からなかったけど、
ちゃんと話したらそれでもこれが限界と
いつももらってる十倍以上の額をくれた。


まだ時間があるなら工面してくれるとまで言ってくれたけど、
それは断った。
でもそこまでしてくれるって事は大輔はやっぱりあたしの事……。


後ろ髪を引かれながらも、
毎日のように援交した。
繁華街まで出れば、それらしい男はいっぱいいる。
いない時は携帯の掲示板も使って男を呼び出した。


サークルは事情を話して辞めた。
由美さんも早紀さんもお金を稼ぐの手伝うなんて言ってくれたけど、
そこまでお世話になるわけにはいかなかった。
特に早紀さんにはなんとなく後ろめたさもあったから。


そんな生活が一カ月を過ぎた頃。
預金を確認すると、学費の分までもう少しだった。
そこからは先の生活費になる。


いつまでもこんな生活をしているわけにもいかなから、
今年度のうちには当面の生活費を稼ぐつもりでいた。

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