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寝取られ漂流記

第21章 20歳秋

再会した時、
彰人は確かに変わったと思った。


一年も離れていれば変わる。
そう思ってた。


別にAVを観たっていいし、
他に女を作るのも自由。


でもあたしの所に戻って来てくれた。
それでいいと思ってた。


でも、もし。


それが身体目当てだったら?
ただ毎日のように色々なプレイをしてくれる相手が欲しかったからだったら?


それでもいいってあたしは言えるだろうか。
他の男だったら言えたかも知れない。


でももし彰人にそれを言われて、


あたしは耐えられるだろうか。





「彼女、一人?」


あたしの負の思考を遮ったのは、
体格のいい男性の野太い声だった。

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