寝取られ漂流記
第22章 20歳冬
「茜は今、大学行ってるの?」
「えっと、行ってたけど多分退学かな。来年の分の学費払ってないし」
「じゃあ働くんだ。羨ましいな」
「なんで?」
「俺、早く働きたいんだよ。今もバイトはしてるけど、稼げる額に限界はあるし。結局親のスネかじってるからさ。早く自立したいんだ」
「そうなんだ」
「茜は?どっか働く所あるの?」
「まだ、何も」
黙ってしまうと気まずいからなのか、
それとも久しぶりだからなのか、
晃佑はあたしに色々聞いてくる。
その中でしっかり自分の事も伝えてくれてる。
やっぱり凄いんだ、晃佑。
「じゃあさ」
晃佑は、どこか聞き辛そうな表情を見せる。
「茜って今彼氏いるの?」
晃佑の質問にあたしの顔が青ざめるのが自分でも分かった。
今なら聞ける。
「あたしはいないよ?晃佑は?」
って言えばいい。
言えば良いのに。
何故か言葉が出なかった。
「えっと、行ってたけど多分退学かな。来年の分の学費払ってないし」
「じゃあ働くんだ。羨ましいな」
「なんで?」
「俺、早く働きたいんだよ。今もバイトはしてるけど、稼げる額に限界はあるし。結局親のスネかじってるからさ。早く自立したいんだ」
「そうなんだ」
「茜は?どっか働く所あるの?」
「まだ、何も」
黙ってしまうと気まずいからなのか、
それとも久しぶりだからなのか、
晃佑はあたしに色々聞いてくる。
その中でしっかり自分の事も伝えてくれてる。
やっぱり凄いんだ、晃佑。
「じゃあさ」
晃佑は、どこか聞き辛そうな表情を見せる。
「茜って今彼氏いるの?」
晃佑の質問にあたしの顔が青ざめるのが自分でも分かった。
今なら聞ける。
「あたしはいないよ?晃佑は?」
って言えばいい。
言えば良いのに。
何故か言葉が出なかった。