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寝取られ漂流記

第5章 16歳冬

分かんない。


何言ってるの?


「俺と由井は元々同じ中学でさ、セフレだったんだよ。んで高校入って、お互い好きな相手が出来たって事になって、それが茜と俊哉だった。でもお前らもう付き合っててさ。だから別れさせる為に一芝居したってわけだ」


何?意味わかんない。


「でも、俊哉は自分が由井をレイプしたって」


「あんなの簡単だって。媚薬と睡眠薬飲ませた状態で由井が隙見せるだろ?そしたら俊哉のベッドで由井が裸で寝てるだけなんだからな。ま、お前らが別れた時はまだ由井と俊哉はヤってなかったけどな」


何、それ。


じゃああたしと俊哉は完全に。


「由井ちゃん?誰か居るのか?」


話し声に反応して俊哉があたし達の方を見る。目隠しされていてあたし達の事は見えてないみたい。


「誰がいても関係ないでしょ?俊哉はあたしの体が好きなんだからさ、そうでしょ?」


由井はわざとあたしにも聞こえるように言う。


ここまでしなくてもいいのに。

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