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寝取られ漂流記

第5章 16歳冬

「あ、かね?」
「ぁっ、ぁぁん///」


俊哉の弱々しい呼び掛けにあたしは喘ぎ声で答える。


「なんで、茜が雅章と」
「なんでってそりゃ、茜が俺とヤりたいって言うからさ」


目隠しをされながらもさっきの話は聞いてたと思う。


でも状況が状況なだけににわかには信じられなかったんだと思う。


俊哉は立ち上がってあたしの前まで来る。


目の前に立つとちょうど俊哉のがあたしの視界に入る。


あの頃は大きく見えた筈なのに、今見ると凄く小さい。
こんなんじゃあたしをイカせられない。


「茜、俺、まだ茜の事」
「ぁっ、もぅ、無理なの///あたしはぁぁん雅章のになっちゃったの///」


もう戻れない。


今更どんな事実を知った所で、


あたしの体は雅章に支配されている。

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