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ラヴ

第1章 あたし

同い年でイケメン。
安田 集。
あたしの好みではないこの男になぜか見とれてしまった。


何で?

「おい、大丈夫か?立てる?」

手を伸ばしてくる。
パシッ。
「誰も助け求めてない。ぶつかってごめんなさい。」

あたしはその場から逃げるようにして、立ち去った。
あいつと一緒にいると、ドキドキ言って胸のあたりがきゅうってなる。

何だろ…どうしちゃったのあたし。

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「あー疲れたなぁ~。」

「萌花何もしてないでしょ。」
ケータイをいじりながら言うから、説得力ゼロ。


「だーれとめーるしてんのー?」
抱きつくあたしに"うざい"ひどいなぁーもー。



それからあたしたちはばいばいした。

今の今まで開けなかったケータイを開く。

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