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Pour mon cher -涙の先に-

第62章 愛とLOVEと北斗七星

「え?‥あの‥?」



小さい愛は俺の腕の中にすっぽり収まってて、きつく抱き締めてるせいか少し息苦しそうに言葉を発する。



‥ホントに小さいよなー。

もう少し力を入れたら折れちゃうんじゃないかってくらい細いし。




愛の髪に顔を埋める。



サラサラで真っ直ぐな髪。

何でも真っ直ぐな愛は何でも真っ直ぐなのな。



なんて思うと何だか可笑しくもあり、くすぐったくもある。





「あの‥猛司‥・?」



完全戸惑ってんな。



「愛?」


「?」


「あのな」


「‥はい‥?」







「あんまん食べたくなったから帰るわ」



「‥‥・・はい!?」







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