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Pour mon cher -涙の先に-

第64章 卒業 Ⅱ

沢山泣かせてごめん。



沢山嫌な事言ってごめん。



沢山最低な事してごめん。




今までの愛との思い出が走馬灯のように流れる。







‥愛。




幸せになれ。





愛しくて、愛しくて、愛しくて堪らない





俺の大切な人






「バイバイ」







愛が出て行った屋上のドアに向けてボソッと呟いた。







瞬間





ブワッと心地良い風が吹く。




その風が何だか慰めの風に思えて、俺は暫くその場から離れず空を見上げ風を感じた。








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