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Pour mon cher -涙の先に-

第65章 2つのボタン

その後。



人気者の先輩はやっぱり人気で。

私とゆっくりしたのも束の間。

すぐ同級生に捕まって卒業の打ち上げに行く事に。




「愛ちゃん一緒に行く?」




って先輩は誘ってくれたんだけど断った。


流石にそこに付き合うわけにも‥。


先輩も友達とワイワイしたいだろうし、私こそいつでも逢えるし。






「愛ちゃん、目瞑って?」


「?」



な、何で急に??


ニコニコ笑顔の先輩に“何で?”的な目で見つめると



「大丈夫だってー。

流石の俺でもここでキスしたりとか、チューしたりとか、接吻したりとか口付けしたりとかしないからさー♪」



「‥‥・。」




全部、キスの事じゃんっ!


言い方変えてるだけでキスの事じゃんっ!!

















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