無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

彼女を抱き締める腕にギュッと力を入れ、彼女のサラサラの髪の中に顔を埋める。



彼女の温もりをしっかりと自分に充電。



俺の最大の勇気の源。




それをしっかりとフル充電されるようにギュッと抱き締める。




「せん‥ぱい‥・・？


少し苦しい‥・・」




‥ごめん。



でも、もう少しだけ。


もう少しだけ感じさせて。


もう少しだけ‥俺の大切な人の温もりを感じさせて。




「先輩‥？」



腕の力を緩めない俺に、不思議そうな、心配そうな声をしたと思った瞬間


彼女が俺の首に両手を絡め、ぎゅっと強く抱き締めた。





‥さりげなくやってくれちゃうよね。


俺が欲しい事。

俺が願う事。


ホント、さりげなくやってくれちゃうよね‥。




俺、今、君にぎゅっとされたいと願ったんだよ？







お陰で、フル充電完了。

勇気凛々１００％。