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「何言ってんの。誤解しないで？


俺は愛ちゃんの事、すんげー好きだよ。

今でも大好きなんだよ？」




「じゃぁ‥じゃぁ何で‥‥っ」



何で‥？


何で別れようって言うの？


そんなの納得出来ないよ‥。




腕の中で先輩を見上げる。




私を見下す先輩の眼差しはとても優しくて。


それが余計心を締め付けて苦しくて‥哀しくて‥‥


涙が溢れ出て、先輩の顔が見る見る間に滲む。




そんな私をふわりと今度は優しく包み込むように抱き締めて、少しだけ。


クスッと笑って



「バカだね。

泣かなくていいんだよ？」




髪を優しく撫でた。



その優しさが余計涙を誘う。