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Pour mon cher -涙の先に-

第67章 俺からの贈り物

数メートル先で彼女がくるりと振り向いた。




まさか‥通じた‥‥?




願っておきながら叶うと、戸惑ってしまってる俺に向かって




「先輩!

ありがとうございました!!」



叫びながらペコッと頭を下げる。



そして




「私、先輩の事大好きでした!!」




泣いて真っ赤に腫れた目を細めてニッコリ笑って





「行ってきますっ!!!」





大きく手を振って彼女は空港に向かって今度は走って向かった。








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