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Pour mon cher -涙の先に-

第68章 君のバースデー

「取り敢えず、座ろう」



俯いたままの愛の腕を掴んで近くの椅子に座らせる。




「何があったんだ?」



「‥‥先輩と別れました。」





――――はい?




「何で?!」



思わず声も大きくなる。


そりゃそうでしょ。


何で別れた?


東は愛の事、すんげー好きだったんじゃないのか?


あんなに大切にしてたのに。


だから、俺は安心してここから離れる決心したのに。



なのに‥・・




東‥お前、何してんだよ!




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