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Pour mon cher -涙の先に-

第71章 原点から始めましょう

シャワーを浴びながら、益々緊張する自分を深呼吸させながら落ち着かせて。




よしっ!!




何の気合か分からない気合を取り敢えず入れて猛司のいる部屋へと戻る。





猛司はベッドに座って携帯をイジってたみたいで。



私に気付いたら携帯を枕元に置いて、自分の横をボフボフ叩いて“おいで?”の合図をする。




その表情が、昔の猛司からは想像できないくらい優しくて、綺麗で



ちゃんと、ホントに心から笑えるようになったんだね。



なんて思いながら胸をジーンと温かくしてると、再度猛司に




「愛、おいで?」




両手広げてニッコリ微笑まれるからガラじゃないけど‥

しっかり心から笑顔になれてる猛司が嬉しくて




「うわっ‥!!」




猛司の腕の中めがけてダイブした。







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