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Pour mon cher -涙の先に-

第72章 Pour mon cher -涙の先に-

それって‥‥


真っ直ぐ猛司を見ると優しく微笑みながら




「続いていけばいつかはそういう事になるだろう?」




て言って私の傍まで来て真横にかがむようにして座り



「だから、ほら。

喉乾いたから早く飲ませてよ」



ポンと頭を叩かれる。




“続いていけばいつかは‥”




続いていけばいいな‥。



ううん。



猛司と終わりなんてナイんだもん。

続くに決まってる。



だから‥・。





「何飲む?」

「じゃぁ、コーヒー」





すると、突然猛司が私の後頭部を引き寄せ私のおでこと自分のおでこをくっつけて




「良く出来ました」





そう言ってくれた猛司と顔を見合わせふふっと笑った。












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