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Pour mon cher -涙の先に-

第14章 一歩進んで2歩下がる?

「愛」


の言葉と一緒に沢山降り注ぐ甘いキス。


それは、だんだんと軽いものから深いものに変わって。


舌と舌が厭らしく絡みあって。




「愛」



静かな部屋に響き渡る水音と、先輩の優しい声。



優しい声で名前を呼ばれるだけでクラクラしちゃうのに…更に深くキスをされるともう全て委ねてしまいそうになる。



「…愛?名前で呼んで?」


「…たけ…し……」



私の声と同時に更に激しく舌を絡めて来て。


息も出来ないくらい激しいキスと、相変わらず囁く「愛」と呼ぶ声に残りわずかだった理性もなくなる。



…てか。理性なんてとっくにぶっ飛んでたのかもだけど。



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