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Pour mon cher -涙の先に-

第14章 一歩進んで2歩下がる?

「愛…」


って優しく囁いて


「俺を見て」


って言うけど、先輩は私を全然見てなくて。



徐々に早まる動きに夢中でしがみつきながら私は




本当なら凄く幸せで凄く甘い時間を過ごしたはずなのに何故だか急に悲しくなって。




先輩の首にしがみつきながら私は心が苦しくて。


切なくて。





「愛……っ!!」





先輩の果てる声と同時に私の頬には一筋の涙が零れ落ちた。







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