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Pour mon cher -涙の先に-

第16章 聞かざる?見ざる?言わざる???

それは触れるだけの軽いものだったけど、それでも私の心を幸せに満たすには十分で。


本当一瞬触れるだけのキスなのに凄く嬉しくて嬉しくて。


嬉しいのに何故か涙が出そうになってグッと堪える。




すると重盛先輩は少し身体を離して私を見つめながら、ふっと笑って



「こういうの、何て言うんだったけ?」


「??」


「愛を充電。って言うんだっけ?」



って軽く首を傾げ聞いてくる先輩の笑顔がとても優しくて…



堪えてた涙が一気に溢れ出る。

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