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Pour mon cher -涙の先に-

第16章 聞かざる?見ざる?言わざる???

「良く紅茶が好きって知ってましたね?」


しかもミルクティー。

私先輩に話したっけ?


「前にメールで言ってたじゃん。他が良かった?」


え?


「いいえ!!ありがとうございますっ」


ペコッと頭を下げてお礼を言うと「どういたしまして」と笑いながら私の隣りに座った。






…どうしようっっ!!!


先輩がメールで言った事覚えてくれてた…


どうしよう…。ヤバいほど嬉し過ぎるっ!!!!


紅茶…飲まず宝物にしようかな……。





紅茶を握り締めながらチラッと先輩を横目で見ると

降り注ぐ太陽の光が当たって眩しいくらい綺麗な横顔で。



その横顔を見てると…何故か。


何故か急に東先輩の言葉を思い出しチクチクと心に何かが突き刺さる。





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